【おすすめ本】バリュー投資の本質や具体的手法を学べる良書5冊

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バリュー投資とは「企業の本質的価値に比べて、株価が割安な時に購入する」投資手法のことです。

ネット上にはバリュー投資のおすすめ本を何十冊も挙げている記事がありますが、そんなに読む必要は無いかと思いますし、紹介者も内容を読んでいないことかと思われます。

バリュー投資の考え方を理解したり、バリュー投資の手法を自分に取り入れるためには3〜4冊をじっくり読めば十分です。

また、何十冊も読んで何も投資しないよりかは、まずは実際に証券会社に口座を開設して、1万円からでも良いので株式投資を始めてみた方が学びはあるように思います。

株式投資のおすすめ本①:賢明なる投資家

まず、バリュー投資の神様といえば「ベンジャミン・グレアム」が有名です。

ベンジャミン・グレアムは投資する企業の今後の成長性よりも、「その株がとにかく割安なのかどうか?」を重視していたように思います。

例えばグレアムであれば、極端な話、キャッシュが400億円あるのにも関わらず、時価総額は300億円しかついていない、といった会社にも投資する形になります。

ウォーレン・バフェットなど現代における著名投資家の多くは、バリュー投資家の神様「ベンジャミン・グレアム」に多大なる影響を受け、現在の投資哲学を確立しています。

そういった点では本書をオススメはするのですが、現在活躍している著名投資家の多くは「ベンジャミン・グレアム」の投資手法を、そっくりそのまま今も活用しているわけではありません。

多くの投資家は「ベンジャミン・グレアム」の思想に他の思想を取り入れたり、試行錯誤を繰り返し、自身の投資哲学を確立して大いなる成功をおさめています。

例えばウォーレン・バフェットに関しても、グレアムだけでなく、フィリップ・フィッシャーやバークシャー・ハザウェイ副会長のチャーリー・マンガーの影響を受けていると言われています。

従ってバリュー投資では本書をオススメはしますが、この「ベンジャミン・グレアム」の思想をそっくりそのまま自身の投資手法に取り入れたからといって、現代でも上手くいくかどうかは微妙です。

ですので、時間がない方は思い切って本書は読まなくても良いかもしれません。

また、「ベンジャミン・グレアム」は「証券分析」という本もとても有名ですが非常に難解ですので、この「賢明なる投資家 - 割安株の見つけ方とバリュー投資を成功させる方法」も本当に株式投資が好きな方だけが読めば良いように思います。

株式投資のおすすめ本②:億万長者を目指すバフェットの銘柄選択術

続いてオススメするのは、世界一の投資家「ウォーレン・バフェット」の投資手法に関する本です。この本は、株式投資をする上で具体的な手法が解説されている本です。

「ウォーレン・バフェット」に関する本は結構な数の本が出版されていますが、そのほとんどが投資哲学に関する解説であったり、バフェットのコメントに対する見解を記したものになっています。

この本の著者である「メアリー・バフェット」も、何冊も似たような本を執筆していますので、何冊か読んでいると「またこの話か」となってしまいます。

ですが、この「億万長者をめざすバフェットの銘柄選択術」は、その中でもかなり具体的な投資手法が記載されている本です。初心者が株式投資をする前にまず何を読むべきかと言ったら、この一冊をオススメしておきます。

現時点では、これ以上に具体的にわかりやすくウォーレン・バフェットの株式投資手法を記載しているバリュー投資本は無いと思います。

もちろんこの本を読んだ後に、より細かくバフェットの投資先を知るために、他のウォーレン・バフェット本を読むのも良いでしょう。

また、バフェット以外のバリュー投資に関する具体的な本(例えば「なぜか日本人が知らなかった新しい株の本」など)を読むのも良いでしょう。

株式投資のおすすめ本③:ピーター・リンチの株の法則

続いてご紹介するのは「ピーター・リンチ」の本です。日本ではウォーレン・バフェットよりもピーター・リンチの方が人気なようです。

ピーター・リンチも卓越した投資成績を残し、世界一のファンドマネージャーと呼ばれたこともあったほどの人材ですが、本書は「バフェットの銘柄選択術」と同様に、具体的な株式銘柄の選択基準なども記載されていますのでオススメできます。

「ピーター・リンチはどうやってどんな銘柄を選ぶのか?」という株式の選定基準などを知りたい方は、一度「ピーター・リンチの株の法則—90秒で説明できない会社には手を出すな」を読んでおくと良いでしょう。

バリュー投資家の根本的な哲学も同時に学べます。

株式投資のおすすめ本④:株式投資で普通で無い利益を得る

続いてオススメするのが、「フィリップ・フィッシャー」の株式投資本です。

先ほどもお伝えしましたが、世界一の投資家ウォーレン・バフェットは、ベンジャミン・グレアムだけでなく、後年この「フィリップ・フィッシャー」にも多大なる影響を受けて、自身の投資哲学を確立し、世界一の投資家になっています。

その株が割安なのかどうかだけを見るのでなく、「今後その企業はきちんと安定的に成長していくのか?」という思想が、フィリップ・フィッシャーによってバフェットに取り入れられたと言われています。

フィリップ・フィッシャーの本はシリーズ物で他にもあるのですが、一番オススメできるのが「株式投資で普通でない利益を得る (ウィザードブックシリーズ)」です。なぜならこちらの本には、フィリップ・フィッシャーが投資する際に考慮する15のポイントも具体的に記載されているからです。

このポイントはとても具体的という訳ではありませんが、バリュー投資家の手法を自分の投資手法に取り入れるにあたってはとても参考になる一冊ではあります。

株式投資のおすすめ本⑤:バフェットとソロスの投資哲学

最後に、バリュー投資に限らず投資哲学を学ぶ良書をご紹介します。こちらには「完全なるシステム12カ条」が掲載されていますので、その内容をご紹介します。

1. 何を買うか?

「自分に理解できて基準に合った事業の全体または一部」

まずは、その事業を自分がきちんと理解しているかどうか?が重要ということです。自分が理解できないものに投資をしないというのは投資の基本です。投資対象を理解せずに投資して仮に儲かったとしても、それはギャンブルで儲かるのと同じです。

例えば仮想通貨を購入するにしても、全く得体のしれないものにお金をつぎ込んだり、ファンダメンタルズ分析やチャート分析などの分析もしないのであれば、それは投資ではなく投機になります。

2. いつ買うか?

「価格が適切である時」

ウォーレンバフェット的にいえば、大幅な安全余裕度が得られるぐらい、その株価が割安な時でしょう。

3. どんな価格で買うか?

「安全余裕度(つまり事業の推定価値割引)が得られる価格」

ウォーレン・バフェットとジョージ・ソロスという世界の二大投資家に共通しているのは、まず「投資元本の確保を最優先する」という思想です。

ウォーレン・バフェットは「第一の原則は、絶対に損をしないこと。第二の原則は、第一の原則を絶対に忘れないこと」と言い、ジョージ・ソロスは「まず生き残れ。儲けるのはそれからだ」と言っています。

この投資ルールはついつい忘れてしまいますので、常に覚えておきたい原則です。

4. どうやって買うか?

「現金払い」

つまり、彼らは借金して購入することはしないということです。例えば、カードローンを借りて株式を購入したり、クレジットカードで仮想通貨を購入したりはしないということです。

5. ポートフォリオのどれだけを注ぎ込むか?

「買えるだけ買う」

本当に欲しい投資対象が出てきた時の制約は、手持ちの現金、市場で取引されている株式数、および適切な価格でいつまで取引されているか?です。

6. 投資後の監視方法は?

「この事業は現在でも基準を満たしているか?を確認する」

株式投資であれば「決算短信」が出たタイミングなども重要で、定期的に「その企業が現在も投資基準を満たしているか?」を確認する必要があります。

有能な経営者がやめてしまった場合、市場に何か異変が起きた場合などには行動を起こす必要があります。

7. いつ売るか?

「上場企業への株式投資の場合:事業が基準を満たさなくなったとき」

「完全子会社化している場合:壊れて直せなくなったとき」

当初に投資した理由を明確にしておけば、その理由がなくなった時は手放すタイミングとして判断が可能です。

8. ポートフォリオの構造とレバレッジ

「特定の構造は想定していない」

バフェットの場合、自社のグループ会社に保険会社を保有していますので、レバレッジは保険のフロート分だけ、または金利が低い場合は借り入れを行います。

9. 調査の方法は?

「大量の財務諸表を読む。電話を取る」

とにかく投資対象について徹底的に調べることが大切です。

株式投資でも仮想通貨投資でも、とにかく投資対象についてできる限り調べることで、自分の投資へ自信を持つことができ、他人の意見に左右されなくなります。大して調べずに投資をするが故に、価格の乱高下が気になって不安になるのです。

10. 市場の暴落などシステマティックなショックに対するヘッジ方法は?

「自分が理解できて、質の高い事業を、大幅な安全余裕度が得られる価格で購入する」

ちなみにバフェットの好む企業は、競合他社に問題が起きた時に市場シェアを伸ばし、長期的には収益性を向上させることが多いようです。

11. 間違った場合の対処は?

「撤退(株式投資の場合)する」

間違いを認め、受け入れた上でなぜ間違ったのかを分析し、繰り返さないことが大切です。また、「気づかない罪(=自分の投資判断が間違っていたとしばらくの間気づかなかったこと)」も考慮する必要があります。

12. システムが上手くいかなかった場合どうするか?

「やめる」

最後に、うまくいかない時はやめましょう。神に従うがごとく、システムに従うことが重要です。また、恒常的にシステムを検査し、改善できる点はないかと探すことも大切です。

システム12カ条は以上になりますが「バフェットとソロス 勝利の投資学」は投資哲学を学ぶ上で非常に参考になる本かと思います。

ロボアドバイザーもバリュー投資の手法を活用

プロ

ちなみに近年では、自分自身で株式を分析してバリュー投資をするのではなく、「ロボアドバイザー」に任せてしまおうという資産運用手法も話題になっています。

ロボアドバイザーの代表サービスである「ウェルスナビなども、米国の大型・中型のバリュー株などにも投資をして収益をあげる手法は取り入れられており、実際に年利10%以上のリターンを出すこともあります。

ですので、自分で情熱を持って株式投資について学んで、それ以上のリターンを出せる自信が無い方などは、30万円から始められるウェルスナビなどのロボアドバイザーにお任せしても良いかとは思います。

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以上になりますが、実際に株式投資を始める場合は証券会社では「GMOクリック証券」が一番おすすめです。詳細は下記にまとめておりますので、株式投資をこれから始めようという方は口座開設してみてはいかがでしょうか?

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