不動産投資クラウドファンディングのシーラファンディング(SYLA FUNDING)と、上場企業が運営するオーナーズブック(OwnersBook)を比較しました。
筆者は両方に口座開設(無料)をして利用しているユーザーですので、実際に利用している感想を踏まえて、メリットとデメリット、口座開設がおすすめな方などの詳細をご紹介します。
目次
シーラファンディングとは?売却時の物件価格30%下落まで保証
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【公式サイト】https://www.syla-funding.jp/
シーラファンディングは、1口1万円から不動産投資ができるサービスです。実際の不動産物件のオーナーになるわけではなく、シーラファンディングが吟味した物件に投資ができます。
シーラファンディングはインターネット上で複数の個人投資家からお金を集めて、不動産物件に投資を行い、そこでの家賃収入や売却益を投資家に還元します。
最大の特徴は、投資した物件を売却する際に、万が一運用開始時の価格よりも売却価格が30%程度下落していたたとしても、シーラファンディング側が損失を被ってくれるため、私たち投資家の元本は毀損しない点です。
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このような仕組みがあるため、筆者もさっそくシーラファンディングの第3号案件には申し込みをしています。
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1口1万円から投資ができますが、それだと利益が全然ありませんので、一旦は10万円を申し込んでみました。
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2019年に始まった新しいサービスのため案件実績はまだあまりありませんが、もともとシーラホールディングスは長年不動産投資に携わっていた会社です。
絶好調のシーラファンディングが第3号の募集を開始させて頂きました。
当初にファンドを含め目標は3年100億円と掲げ、正直厳しいかなと思って思っておりましたが、、上回る勢いでお申し込みを頂いてます。
これからも着実にお客様の声にお応えして参りたいと思います。https://t.co/MK6QM8pT6c— 杉本宏之 (@sugimotosyla) January 28, 2020
シーラホールディングスの杉本会長は、「30歳で400億円の負債を抱えた僕が、もう一度、起業を決意した理由」の著者で、筆者も本書は拝読させていただきました。
30歳で400億円の負債というスケールの大きさに驚かされますが、そこから再起して再びこの不動産業界で着実に企業を大きくしている経営手腕に、筆者は個人的に期待していることもあり、今後に期待できるサービスだと感じています。
オーナーズブックとは?上場企業が運営する老舗サービス

一方で、オーナーズブックは東証マザーズ上場企業のロードスターキャピタル株式会社が運営する、不動産投資クラウドファンディングです。
実は筆者の場合はロードスターキャピタル株式会社が上場するはるか前からユーザーとして登録していましたが、着実に業績を伸ばして気づいたら運営会社が上場していました。オーナーズブックも1口1万円から不動産に投資ができるサービスですが、貸付型とエクイティ型の2種類の案件を取り扱っています。
① 貸付型の案件とは

貸付型は、オーナーズブックが個人投資家からクラウドファンディングで集めた資金を使って、お金を借りたい企業に対して不動産を担保にとって融資をします。
投資家である私たちは、融資に対する利息と元本をオーナーズブックから配当として受け取ります。不動産担保を取得して貸し出しを行うため、万が一返済が滞った場合は、取得した不動産担保を売却することである程度の損失を補填することができます。
そのため、ある程度リスクは抑えられた投資になると言えます。ただし、その分利回りが若干低くなり、だいたい4〜6%程度の案件が多いです。
② エクイティ型の案件とは

一方で、エクイティ型は、オーナーズブックが個人投資家からクラウドファンディングで集めた資金を使って、単数または複数の特別目的会社(SPC)を経由して、不動産信託受益権を購入します。
投資家である私たちは、物件の運用中の賃料収入や不動産信託受益権の売却による売却益を、オーナーズブックから配当として受け取ります。後者のエクイティ型の方がよりリスクが高い分、リターンも高くなります。エクイティ型案件は高いものでは10%近い利回りを得ることができます。
オーナーズブック(OwnersBook)の運営会社の会社概要
- 社名:ロードスターキャピタル株式会社
- 英文社名:Loadstar Capital K.K.
- 本社所在地:東京都中央区銀座1丁目10番6号 銀座ファーストビル2F
- 代表取締役社長:岩野 達志
- 資本金:14億2百万円(資本準備金とあわせて27億94百万円)
- 役職員:68名
- 免許・登録:投資運用業、第二種金融商品取引業、投資助言・代理業
- 関東財務局長(金商):第2660号
- 宅地建物取引業:東京都知事(2)第94272号
- 総合不動産投資顧問業:国土交通大臣 総合 – 第147号
- 加入団体:一般社団法人 日本投資顧問業協会、一般社団法人 第二種金融商品取引業協会、一般社団法人 Fintech協会、一般社団法人 不動産証券化協会、公益社団法人 全国宅地建物取引業保証協会
- 公式サイト:https://loadstarcapital.com/ja/index.html
オーナーズブック(OwnersBook)の評判や口コミ
オーナーズブック、募集開始が18:03くらいというフェイント。
無事投資成功。
— SALLOW@クラウドファンディング投資家 (@SALLOW_SL) February 20, 2020
おはようございます。
オーナーズブックから2/20に募集があるとのこと。
ちょうど滞留資金があったので何より。
そしてコメントいただき、Fundsにも投資できそう。よし、テンション上がってきた(単純)
今日ものんびりがんばる。#おはよう戦隊0219#ブログ書け— SALLOW@クラウドファンディング投資家 (@SALLOW_SL) February 18, 2020
現時点での
ソーシャルレンディング会社内での資産配分は、
SBIに800万
クラウドクレジットに160万
オーナーズブックに140万
クラウドバンクに20万— つみたて初老 (@makochandaz) December 28, 2019
オーナーズブックはネット上の口コミを確認してみても、評判が良いものが多いです。信頼性も高い事業者のため、それなりの金額を投資しているユーザーも多いようです。

以前のIR資料を確認しても、比較的年齢層の高いユーザーにも利用されており、一度投資に成功した場合は、継続的に投資をするユーザーが多いようです。筆者も利回りがよくなるべく期間の短い案件が出てきたら、投資に応募するようにはしています。
シーラファンディングとオーナーズブックの特徴を比較

続いて、シーラファンディングとオーナーズブックの特徴の違いを比較します。
投資案件のリスクの違い
シーラファンディングの場合は、物件価格が運用開始時よりも30%下落しても元本が保証されますが、オーナーズブックの貸付型案件の場合は、万が一貸し出したお金が返済されなかった場合は、全損となります。
ただし、不動産担保を取得していますので、ある程度の損失が補填される可能性が高いです。さらに、2014年のサービス開始からこれまで貸し倒れ案件は一件もありませんので、その点はかなり評価できる運用実績と言えるでしょう。
案件の利回りと運用期間の違い
シーラファンディングはそもそもまだ案件数が少ないのですが、直近の案件は3ヶ月で4%程度の利回りと、比較的期間が短い案件を取り扱っています。
これは不動産投資クラウドファンディングサービスによくあることですが、まずは返済実績を作りたいために、最初の方は運用期間が短い案件を取り扱う傾向にあるように思われます。一方でオーナーズブックはこれまで案件の返済実績がありますので、1〜2年などの長い案件を取り扱っています。
運営会社の違い
シーラファンディングは今後上場する可能性は十分にある会社ですが、いまのところは未上場企業です。
一方でオーナーズブックの運営会社であるロードスターキャピタル株式会社は、東証マザーズに上場している企業です。IR情報なども公式サイトから確認できますし、業績も堅調に推移していることがみて取れます。
シーラファンディングとオーナーズブックがおすすめな方とは

まず、上場企業が運営しているという運営会社の安心感が欲しい方や、これまでにも十分に案件実績があり情報がきちんと明示されているサービスが良い方は、オーナーズブックを利用れた方が良いでしょう。
一方で、とにかく元本毀損リスクが怖いと考えている方は、30%の下落まで保証してくれるシーラファンディングがおすすめです。筆者の場合は、シーラファンディングは未上場企業ではあるものの、これまでの実績から十分に信頼できる会社だと考えていますので、利用しても問題はないと判断しています。
また、オーナーズブックは人気すぎて抽選に外れてしまうという口コミもあります。実際に筆者も投資しようと思ったもののできなかったことはあります。
オーナーズブックの抽選にまた外れた。なかなか投資できないなぁ。相変わらず先着順は瞬間蒸発だし。
— ともちゃん (@legacy_tomo) January 24, 2020
そのため、そもそも吟味できる案件数を増やしたい方は、まずはシーラファンディングに口座開設をして案件検討されるのが一番おすすめです。
オーナーズブック(OwnersBook)の無料登録・口座開設の方法

オーナーズブック(OwnersBook)の無料登録方法はとても簡単ですので、それでは一緒にみていきましょう。
まずはオーナーズブックの公式サイトに移動します。その後、「無料で投資家登録する」ボタンをクリックします。
無料会員登録

そうすると、Facebook・Yahoo Japan IDログインもしくは、メールアドレスで登録が可能です。メールアドレスを登録すると、登録したメールアドレスにメールが届きます。

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投資家申請・登録
その後、住所等の各種必要な個人情報や、投資経験などの入力が必要になります。なお、住所は後ほど提出する運転免許証に記載などの本人確認書類の住所と同じである必要がありますので、その点には注意が必要です。
本人確認書類の画像の提出
各種必要な個人情報の入力が完了したら、運転免許証やマイナンバー個人番号カードなどの本人確認書類の画像を提出します。なお、オーナーズブックの口座開設が可能な本人確認書類は以下の通りです。
- 運転免許証(表面・裏面)
- マイナンバー個人番号カード(顔写真のある表面・裏面)
- 健康保険証(住所記載のあるものに限る)
- パスポート(顔写真ページ・住所記載ページ)
- 外国人登録証明書
このような書類は様々な口座開設で必要になりますので、画像は取得して保存しておくのがおすすめです。
ハガキの受け取り
この後、申請された情報をもとに口座開設の審査が行われます。審査に通過すると、登録時に入力した住所へ本人確認のためのハガキが、簡易書留で郵送されてきます。
そちらのハガキを受け取ると、口座開設は完了です。口座開設完了には、大体5営業日程度かかりますので、早く投資をしたい方は、まずは無料口座開設を完了させておくのがおすすめです。
オーナーズブック(OwnersBook)の入金方法

オーナーズブックの貸付型案件の入金方法は銀行振込で可能です。
マイページからプロフィール欄をクリックして、「入金」ボタンをクリックすると、入金ページに移動することができます。なお、必ず本人名義で振込を行う必要がありますので、こちらは注意が必要です。
こうして投資余力が反映されると、オーナーズブックの貸付型案件に投資をすることができるようになります。なお、エクイティ型案件の場合は、投資申し込み後、別の振込先口座に入金する形式となります。
オーナーズブック(OwnersBook)の案件応募方法(貸付型案件)

そんなオーナーズブックの貸付型案件の応募方法は簡単です。
マイページにログインすると、案件のボタンがありますので、そちらをクリックすると案件一覧を確認することができます。オーナーズブックは案件募集が始まるとすぐに埋まってしまう人気の投資商品ではありますが、貸付型案件の場合は先着募集形式以外にも、抽選形式が採用されました。
そのため、募集開始と同時にPCの前でクリック合戦をする必要はなく、きちんと案件を吟味して投資を行うことができるようになりました。