米国S&P500連動型の投資信託を比較!楽天証券とSBI証券でおすすめの銘柄は?

米国株投資

米国S&P500連動型の投資信託が近年人気になっています。

自分で株式を選んで個別株に投資したりするよりも、米国の経済成長にくっついてインデックス投資をした方が、長期的にみてプラスになると考える人が増えているとも言えます。

しかしそんなS&P500連動型の投資信託にも種類があり、一体初心者におすすめの投資信託はどれなのでしょうか。今回は実際に筆者が楽天証券とSBI証券で投資している投資信託をご紹介します。

初心者には楽天証券で楽天カードを使った積立投資がおすすめ

まず初心者にとって一番簡単なのは、楽天証券で楽天カードを使った積立投資です。

楽天証券では年会費無料の楽天カードを使って、投資信託の積立投資が可能です。もちろんeMAXIS Slim米国株式(S&P500)の投資信託の積立投資も可能です。

毎月5万円を上限として楽天カードで積立投資が可能

筆者もこの楽天カードのクレジットカード決済を使って積立投資を行っています。

毎月のクレジットカード決済の上限額は5万円となっています。こちらは法律で10万円と定められているため、楽天証券の場合は5万円までとなっています。

ただし、楽天カードの還元率は1%ですので、毎月5万円の決済があれば、それによって楽天ポイントが500円分もらえます。さらに楽天証券であれば、この楽天ポイントを使ってさらに投資信託を購入することもできます。

銀行の普通預金口座においておくよりも100倍以上お得

通常のメガバンクの普通預金口座に5万円を置いておいても、年間で0.001%しか金利はつきません。したがって、楽天カードで積立投資をすれば、単純に考えると100倍のリターンが得られる訳です。

1年間5万円の積立投資をすれば年間で60万円ほど投資をすることができますので、このポイント分だけで6,000円ほどのリターンになります。なお、数十年間に渡ってS&Pの毎年のリターンを平均すると、だいたい毎年のリターンは4.5%〜7.5%ほどと言われています。

60万円×1.045としても627,000円と、年間で上記の6,000円と合わせると33,000円ほどのリターンはもらえるであろうと考えても良いでしょう。さらに得られた利益を再投資することで、複利効果で資産は増えていきます。

長期保有が前提なら積立投資はいつ始めても結果はあまり変わらない

ちなみに「投資はいつ始めたら良いのか?」という疑問もあるかもしれませんが、基本的に数年以上の長期保有が前提であるならばいつ始めても結果はあまり変わらないかと思われます。

景気には波があり、数年単位で好景気と不況を世界経済は繰り返しています。ただし長い目で見れば世界経済はずっと成長していますので、その成長に乗っかるのが無難です。

逆にいつまでも現金のみを保有していては、インフレ時に保有している現金の価値が目減りしてしまいます。楽天カードであれば初心者でも簡単な設定で一定のリターンを得られますので、楽天証券でのクレジットカード決済による積立投資は一番おすすめです。

米国株が投資先のポートフォリオに入っているロボアドバイザー

ちなみに、S&P500連動型投資信託の購入を検討されている方には、米国株が投資先のポートフォリオに入っているロボアドバイザーを使うのもおすすめです。

筆者の場合は、2020年4月末まで手数料が無料な『LINEワンコイン投資』を活用しています。LINEワンコイン投資(LINEスマート投資)は、株式・債券・不動産・コモディティ・現金に自動で分散投資をしてくれるロボアドバイザーです。

ユーザーである私たちは日本円を入金するだけで(LINE PAY決済するだけで)、あとは完全にお任せで国際分散投資をしてくれます。

LINEスマート投資のポートフォリオ

LINEスマート投資は上記のように債券のポートフォリオが半分程度と大きいため、米国株式市場と連動するS&P500と合わせて投資をするのが良いのかなと考えています。

筆者の場合は毎週2.5万円を積立額として設定して、毎月10万円程度を積立投資しています。そうすることでLINEのマイカラーがグリーンになり、決済額の2%がLINEポイントとして還元されるからです。

LINE PAYの決済は10万円以上で2%LINEポイントが還元される

これは簡単にお伝えすると、毎月10万円を積立投資すると2,000円ほどもらえるようなものです。一方で、単純にメガバンクの普通預金にお金を預けていても0.001%しか金利はつきません。

言ってしまえばLINEワンコイン投資をするだけで200倍ものリターンをもらえるている訳ですから、この点でも非常にお得だなと考えています。

長期保有者にはSBI証券で外国株取引のETFを利用するのがおすすめ

最後に、長期保有を前提とした場合、楽天証券やSBI証券でeMAXIS slimの投資信託を購入するよりも、外国株取引の画面からETFを購入した方がコストは安くなります。

これはなぜかというと、いわゆる信託報酬が安いからです。楽天証券のeMAXIS slimの投資信託も十分安いのですが、年間で0.0968%ほど手数料がかかります。

一方で、上記のVOO(バンガードS&P500ETF)のようなETFであれば、経費率はわずか0.03%です。1/3の信託報酬になりますので、長い目で見ればコストはやすくなります。

外国株ETFは最初にコストがかかる

ただし、外国株取引からETFを購入する場合は、最初にコストがかかります。具体的には、住信SBIネット銀行の日本円の普通預金から米ドルの外貨預金に振替を行い、SBI証券に外貨預金の資金を入金し、その外貨預金の資金を用いて購入する必要があるからです。

このように手間がかかるのと、初期コストとしては為替のスプレッド分の手数料がかかりますし、長期保有しない場合はコストが高くつきます。本当に今後も長期的に保有する予定のある方は、SBI証券でのS&P連動型のETFへの長期投資がおすすめですが、初心者には少々ハードルは高いです。

初心者に簡単なのは楽天カードを使った積立投資

筆者の場合も何かしらの暴落時にSBI証券での積立投資はスタートをしようと考えていますが、今のところ楽天カードを使った積立投資を実践しています。理由としてはSBI証券の外国株ETF取引ではポイントをもらえませんし、楽天カード決済の方が簡単に始められるからです。

以上になりますが、楽天証券も楽天カードもまだ保有されていない方は、両方とも年会費は無料でお金はかかりませんので、まずは両方を保有してS&P連動型投資信託の積立投資を始めるのが一番おすすめです。