2017年は仮想通貨で一億円以上稼いだ日本人が続出し、「億り人」と呼ばれるようになりました。
NHKニュースなどのテレビでも、実際に「億り人」になった人々が多く取り上げられ、2017年はまさに「仮想通貨元年」と呼ばれるほど、ビットコインなどの仮想通貨が話題な年となりました。
目次
仮想通貨で「億り人」になった日本人の人数は?

それでは実際に仮想通貨で一億円以上稼いだ人々は、どれぐらいの人数がいるのでしょうか?
実は、2017年以前は「ビットコイン」で億万長者になった「億り人」が有名でした。もともとビットコインは2009年には0.07円でしたが、2013年には1万円〜13万円程度まで値上がりました。
このような値上がりから億万長者になった人には、Facebookのマークザッカーバーグにビジネスアイディアを真似されたとして訴訟し、多額の賠償金を得た「ウィンクルボス兄弟」などがいます。
他にも、Bitcoin.comの経営者であり、東京在住のビットコイン・エバンジェリスト「ロジャー・バー」氏などが有名です。
昔はビットコイン長者、今はアルトコイン長者
出典:Wallstreet Journal
彼らは早くから「ビットコイン」の本質的価値に気づいて投資をしたことで、2017年に日本で仮想通貨が話題になる遥か前から、すでにビットコイン長者と呼ばれていました。
しかし、2017年に続出した日本人の「億り人」は、ビットコイン以外の仮想通貨である「アルトコイン(オルトコイン)」への投資によって、財をなした人が多かったようです。
例えば、代表的なアルトコインには「リップル」や「ネム」と呼ばれる仮想通貨がありますが、これらはたった一年間で250倍以上にも値上がりしました。
2017年6月時点で、500人以上が一億円以上を稼ぐ
なお、ビットコイン研究所の調査によると、典型的な「億り人」は、元手200万円程度から資産を50倍以上に増やし、1億円以上のお金を稼いだような人々とのことです。
2017年6月時点にて、1億円以上稼いだ「億り人」は500人以上もいたようです。
このような典型的な「億り人」の多くは、元手200万円程度から「イーサリアム」などの時価総額の高い仮想通貨に投資をして資産を増やしながら、「リップル」や「ネム」などが50倍近くに暴騰した2017年5月のタイミングで、一気に財をなしたようです。
しかし、まだまだ「リップル」や「ネム」などの主要な「アルトコイン」は、長期的に見れば値上がりは続くと考えている人が多いようで、そのまま保有し続ける予定の億万長者も多いようです。
(2018年追記)日本で購入できる仮想通貨の2017年のリターン
仮想通貨 | 2017年1月1日 | 12月31日 | 年間リターン |
ビットコイン | 117,353円 | 1,570,001円 | 約13倍 |
リップル | 0.7円 | 232円 | 約300倍 |
ネム | 0.4円 | 110円 | 約255倍 |
リスク | 19円 | 2,270円 | 約119倍 |
ダッシュ | 1,376円 | 117,750円 | 約86倍 |
イーサリアム | 995円 | 85,094円 | 約85倍 |
ライトコイン | 531円 | 25,683円 | 約48倍 |
モネロ | 1,643円 | 38,241円 | 約23倍 |
イーサリアムクラシック | 175円 | 3,010円 | 約17倍 |
オーガー | 460円 | 7,857円 | 約17倍 |
ファクトム | 346円 | 5,260円 | 約15倍 |
ジーキャッシュ | 5,742円 | 54,656円 | 約9.5倍 |
ビットコインキャッシュ | 32,825円 | 278,663円 | 約8.4倍 |
なお、最終的には1年間の年間リターンは上記の通りとなりました(ビットコインキャッシュは8月1日に誕生)。
上記の結果を改めて確認すると、2017年は株式投資よりも仮想通貨投資の方が、はるかに儲かっていたことが分かります。
アルトコインを簡単に購入できる仮想通貨の取引所
出典:ビットフライヤー
このような主要なアルトコインをどこで購入できるかというと、インターネット上にある、金融庁登録済の仮想通貨の取引所で購入が可能です。
具体的な大手のサービスには、ビットフライヤーやGMOコイン、Zaifやbitbank
などがあります。
簡単に購入できるのはビットフライヤーやGMOコイン
まず、ビットフライヤーやGMOコインは、資本体力があるため業者としての信頼性が高く、サービスも使いやすいため、投資の初心者でも安心して簡単に仮想通貨を購入できます。
また、両者とも今後とも取り扱いアルトコインの種類は増やす予定です。
- イーサリアム(ETH)
- イーサリアムクラシック(ETC)
- ビットコインキャッシュ(BCH)
- ライトコイン(LTC)
- モナコイン(MONA)
- リスク(LSK)
- イーサリアム(ETH)
- イーサリアムクラシック(ETC)(予定)
- ビットコインキャッシュ(BCH)
- ライトコイン(LTC)
- リップル(XRP)
ビットコイン以外の仮想通貨も気になるという初心者の方は、まずはビットフライヤーとGMOコインを利用されてみるのが良いでしょう。
アルトコイン取引の手数料が安いのはZaifやbitbank
出典:Zaif
一方、Zaifやbitbankは、ビットフライヤーやGMOコインよりも投資の中級者向けですが、取引の手数料が安く、スプレッドが狭いです。
そのため、すでに投資経験がある方や、アルトコインを安く購入されたい方は、Zaifやbitbankの利用が適しているでしょう。
- イーサリアム(ETH)
- ビットコインキャッシュ(BCH)
- ネム(XEM)
- モナーコイン(MONA)
- イーサリアム(ETH)
- ビットコインキャッシュ(BCH)
- ライトコイン(LTC)
- リップル(XRP)
- モナーコイン(MONA)
なお、Zaifでは、Zaifでしか購入ができないトークンも11種類取り扱っていますので、それらに分散投資をしたい方にも利用が向いています。
仮想通貨の取引所は、銀行口座と同じように、複数利用するのが一般的です。万一利用している取引所がハッキング被害などにあってしまっては、自分の大切な資産が戻ってこない可能性もあります。
ですので、これから仮想通貨投資を始めようという方は、最低でも2~3個程度の仮想通貨の取引所は利用された方が良いでしょう。
今から仮想通貨で「億り人」になる方法とは?

それでは、今から仮想通貨への投資で「億り人」になるには、一体どうしたら良いのでしょうか?
億り人になる方法は、最初の「元手」によって分類することが可能です。なぜなら、元手によって目指すべき倍率が変わるからです。
① 元手が数千万円以上あり、ビットコインで億り人を目指す
例えば、元手がすでに数千万円以上あるのであれば、引き続きビットコインの価値は中長期的には数倍以上には上がると考えてビットコインに投資をし、数年で億り人を目指すことも可能でしょう。
ただし、ビットコインの価格が確実に上昇する保証はどこにもありませんので、ビットコインの価格上昇を信じられる方のみが取るべき投資手法と言えるでしょう。
また、ビットコインの価格は、すでに2009年の公開時点の0.07円からは何百万倍と値上がりしています。従って、これからビットコインの価格が数年で100倍になるとは少々考え辛いです。
ですので、元手が少ない方の場合は「ビットコイン」一本への投資で億万長者を目指すのは現実的ではないでしょう。
② 元手が数百万円以上あり、主要なアルトコインへで億り人を目指す

続いて、元手がすでに最低数百万円以上あるのであれば、将来有望な「アルトコイン」へ投資をするのも一手です。
主要なアルトコインの価格は中長期的には数倍〜数十倍以上には上昇すると考えて、いくつかのアルトコインに投資をし、数年で「億り人」を目指すことも可能でしょう。
実際に一番多くの「億り人」を生み出した2017年5月の暴騰時以後も、アルトコインは度々暴騰しています。
モナコインやリップルが、たった1ヶ月で暴騰
例えば、2017年10月には日本初の暗号通貨「モナーコイン」が50円代から一時期900円近くにまで暴騰、2017年12月には「リップル」が20円から300円近くにまで暴騰しました。
ですので、例えば2017年10月にモナーコインを50円代で700万円程度購入していて、800円代で売りさばくことができていたら、数日で「億り人」になることができていたとも言えるでしょう。
もともとモナーコインは2017年の初めは3円程度で推移していましたので、1年以上前に投資をしていれば、完全に億万長者になっています。
日本初の暗号通貨モナコインの億万長者番付リスト
出典:モナコイン長者番付
実際にモナーコイン長者のウォレット(Web上の財布)は「モナコイン長者番付」というサイトで確認ができます。
こちらのサイトを確認すると、2017年10月時点で2位の残高でも9億円を超えています。なお、このアドレス(ウォレット)を誰が保有しているのかは分かりません。
(追記)2017年12月時点では更にモナーコインの価格が2000円近くまで暴騰し、2位のアドレス(インターネット上の財布)の残高は30億円を超えました。
そのため、うまく上昇タイミング前にアルトコイン投資に参入できれば、短期間で資産を数倍〜数十倍に増やすことは十分可能と言えるでしょう。
従って、すでに元手が数百万円程度ある人の場合は、ネット上にそれなりに日本語情報もあって、ある程度注目されている「アルトコイン」への投資でも、短期間で「億り人」になることは十分可能と言えるでしょう。
③ 元手が百万円以下で、マイナーコインへの投資で億り人を目指す
最後に、元手が百万円以下の場合は、まだあまりメジャーではない仮想通貨へ投資を実行し、数十倍〜数百倍以上のリターンを得ない限りは「億り人」になることはできないでしょう。
1000種類以上ある仮想通貨の中には1年で1万倍になる仮想通貨もありますので、元手が1万円からでも理論上は「億り人」になることは可能です。
ですが、1000種類以上ある仮想通貨から、海外の仮想通貨の取引所のみが取り扱っているマイナーな仮想通貨に投資をしてそれを引き当てるのは、なかなか至難の技です。
レバレッジ最大15倍のビットコインFXを利用するのも一手
出典:ビットフライヤー
もしくは、ビットフライヤーが提供している「ビットコインFX」に挑戦して、レバレッジ15倍の取引で億万長者を目指す方法もあります。
しかし、こちらの方法は、専業トレーダーになれる人以外にはおすすめできる方法ではありません。
ですので、もし億万長者を目指すのであれば、まずは元手を数百万円作ることから始められた方が良いかもしれません。
もしくは、投資した仮想通貨の価格が上昇したタイミングで一度売却し、また時価総額が低い仮想通貨に再投資をしたりと、とにかく試行錯誤が必要です。
仮想通貨で「億り人」になる方法に関するまとめ
出典:ビットフライヤー
以上になりますが、2008年のビットコイン誕生から、仮想通貨市場はずっと成長しています。
ですので、仮に「億り人」にまで届かなかったとしても、今からでも有望な「アルトコイン」に投資をすることで、十分一般的な金融商品よりも大きなリターンを得られる可能性はあります。
また、そもそも仮想通貨は数百円〜数千円程度からでも始めることができる、新しい資産運用ですので、その門戸は誰にでも開かれていると言って良いでしょう。
あくまで仮想通貨への投資は余剰資金で行うべきですが、このマネーゲームに参戦してみようという方は、一度インターネット上の仮想通貨の取引所に無料の口座開設をして、億り人へチャレンジしてみても良いのではないでしょうか?