ウェルスナビ(WealthNavi)とオンコンパス(ON COMPASS)を比較!運用実績や手数料はどっちが良い?

ロボアドバイザーのウェルスナビと、マネックス証券が提供するロボアドバイザーのON COMPASS(オン コンパス)を比較して見ました。

ウェルスナビとON COMPASS(オン コンパス)のメリット・デメリット、他社ロボアドバイザーとの手数料や運用実績を比較し、それぞれの利用が向いている人をご紹介します。

ロボアドバイザーのウェルスナビ(WealthNavi)の特徴とは?

WealthNavi(ウェルスナビ) ロボアドバイザーで全自動の資産運用

ウェルスナビは、完全にお任せの国際分散投資が可能なサービスです。

筆者も実際に利用していますが、口座開設も簡単で、入金するだけであとは自動で資産運用をしてくれます。口座からの自動引き落としによる積立投資も可能ですので、マイページで資産運用のシミュレーションをしたあとは、完全にほったらかしでOKです。

ウェルスナビ5週目2

米国株、日欧株、新興国株、米国債券、金、不動産、現金に分散投資をしてくれて、資産のポートフォリオのリバランスも定期的に行なってくれます。自分で定期的に購入するETFを検討して投資をするよりもはるかに簡単です。

手数料は年率1%程度かかりますが、長期での資産運用を行うと手数料も割引になります。

ウェルスナビの長期割

50万円以上なら0.01%ずつ、200万円以上なら0.02%ずつ、最大0.90%まで手数料が割引となりますので、長期での資産形成をしたい方に適しています。自分で売買タイミングを検討する必要もなく、税金の最適化もしてもらえます。

日々の本業が忙しくて資産運用をする暇のない方などには、非常におすすめできるサービスです。

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マネックス証券のON COMPASS(旧MSV LIFE)の特徴は?

まず、オンコンパスは「マネックス(M)・セゾン(S)・バンガード(V)投資顧問」の略称です。

マネックス証券とセゾン投信、米国大手運用会社のバンガード・グループが共同出資した「資産運用会社」によって提供されています。米国のバンガード・グループは日本では知られておりませんが、運用総資産4.4兆ドル、従業員数15,000人の巨大金融グループです。

つまり、いわゆる金融のプロが集まった資産運用会社に、預けたお金の運用をお願いする形になります。そして、資産運用の対象は国内外の6,000種類のETFとなります。

しかしながら、オンコンパスはこのような金融のプロに運用は委託しているものの、手数料は1%未満、最低投資金額は千円からになります。ですので、他社ロボアドバイザーと比較すると、敷居の低い安定的なパフォーマンスを目指したサービスと言えます。

ですが、敷居が低いというのは良い点でもある一方で、ある程度の元手がないとリターンを得難いというのも事実です。

オンコンパスのデメリットは期待リターン

そのため、期待リターンに関しては、預かり資産No.1、最低投資金額10万円からのロボアドバイザーウェルスナビ(WealthNavi)の方が高いようには思われます。実際に筆者もウェルスナビで10万円を資産運用してみましたが、運用5週目で+6.6%以上のリターンと、想像以上でした(2019年追記)。

オンコンパスも「ためる」「そなえる」「たのしむ」の3つから、自分に合った資産運用プランを選択することができますが、投資対象が国内外ETFに限られてしまいます。そのため、世界中の投資対象から最適なものを選択し、国際分散投資をする「ウェルスナビ」に劣ることはあるでしょうし、この点がオンコンパスのデメリットとは言えるでしょう。

ただし、資産運用のスタイルは人それぞれです。一つのサービスに縛られず、二つを組み合わせて利用するのも一手です。少額投資で安定的に運用をしたい方はオンコンパスがおすすめですが、10万円からもう少し高いパフォーマンスを狙いたい方は、ウェルスナビ(WealthNavi)を利用される方が良いでしょう。

オンコンパスの最低投資額や手数料を大手ロボアドバイザーと比較

提供会社 サービス名 最低投資額 手数料
マネックス証券 オンコンパス 1,000円 年率0.991%未満(税込)
お金のデザイン THEO 1万円 年率1.0%(税抜):3,000万円まで
年率0.5%(税抜):3,000万円超の部分
楽天証券 楽ラップ 10万円 年率0.702%:固定報酬型
年率0.594%+運用益の5.4%:成功報酬型
SBI証券(仲介) ウェルスナビ 10万円 年率1.0%(税抜):3,000万円まで
年率0.5%(税抜):3,000万円超の部分
ウェルスナビ ウェルスナビ 10万円 年率1.0%(税抜):3,000万円まで
年率0.5%(税抜):3,000万円超の部分

続いて、実際に人気の大手ロボアドバイザーと、サービス内容を比較してみます。そうすると、オンコンパスは最低投資額が1,000円からというのが特徴ですが、同じく少額からの投資が可能なロボアドバイザーには、テオ(THEO)があります。

ただし、手数料に関しては、オンコンパスはテオよりも若干手数料が安くなっています。この若干の手数料というのを正確にお伝えすると、オンコンパスの手数料は合計0.991%かかります。

  • 信託報酬:純資産総額の年率0.891%(税込)(調整後投資一任報酬:純資産総額の年率0.648%(税込)を含む)
  • 運用管理費用およびその他費用:投資対象の投資信託証券の純資産総額の年率0.1%(概算)

実際のところオンコンパスとテオの手数料に大きな差はありませんので、違いが何かというと投資対象と運営会社です。まず、投資対象に関してですが、オンコンパスが国内外の6,000種類のETFを投資対象とするのに対し、テオはおよそ40種類のETFから構成されています。

テオは世界中のさまざまなインデックス(香港の株式や、米国の債券、金や原油など)に連動するETFを組み合わせたポートフォリオを構築することで、国際分散投資を目指しています。そして、テオの期待リターンは大体4.8%程度です。

ロボアドバイザーは期待リターンに加えて運営会社の信頼性も大切

続いて、運営会社についてですが、テオは2013年8月に設立された会社で、3期目の2017年3月期の売上は28百万円、経常損失は8.22億円です。多額の資金調達をしていますので、もちろん明日潰れる会社ではありませんが、まだ業績自体は黒字には転換していません。

一方、オンコンパスを提供するマネックス証券は東証一部に上場しており、売上高も450億円ある大企業ですので、業績面では安心して良いでしょう。

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オンコンパスのネット上の評判や口コミまとめ

オンコンパスに関しては、やはり大手マネックス証券の安心感と、1万円(現在は1000円)から始められるという点が高評価なようです。

オンコンパスのメリット・デメリットを踏まえて利用が向いてる人を紹介

株式投資

以上になりますが、オンコンパスは「マネックス証券」という大手の安心感が得たい方、とにかく安定的なパフォーマンスを得たい方には、適したサービスです。

また、マネックス証券の証券口座から自動的に振り替えて、1,000円単位で積み立て投資することも可能ですので、気軽に始めることができます。一方、これまでのパフォーマンスを比べると、オンコンパスよりもウェルスナビの方が実績はあるとは言えるでしょう。

ただし、今の所オンコンパスの利用が可能な金融機関はマネックス証券のみですが、今後利用可能な金融機関を全国に増やしていく予定とのことです。運用パフォーマンスについては、今後に期待といったところでしょう。

オンコンパス(旧:MSV LIFE)の口座開設方法(無料)

オンコンパスの口座開設は簡単ですので、一緒に見ていきましょう。

まずは公式サイトに移動します。そして「今すぐ口座開設」のボタンをクリックします。そうすると下記の画面になりますので、おすすめは郵送が不要の「ペーパーレス口座開設」です。

ペーパーレス口座開設が簡単なのでおすすめ

「ペーパレス口座開設」の場合は、運転免許証とマイナンバーを写真を取って、インターネット上でアップロードして提出する形になります。

続いて下部の「お申し込み内容の入力フォームへ」すすみます。ここまでくれば、あとは氏名や生年月日、連絡先などの必要事項を入力し、内容を確認して登録すれば完了です。

口座開設後、IDとパスワードが記載された書類が自宅に届く

口座開設が完了したら、マネックス証券から「IDとパスワード」が記載された書類が届きますので、そちらでログインすれば利用を始められます。

なお、オンコンパスは時期によっては購入金額に応じて最大40,000円をプレゼントするキャンペーンを実施中ですので、この機会に無料の口座開設をしてみても良いのではないでしょうか。

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