ビットコインなどの仮想通貨を購入するためには、インターネット上で仮想通貨の取引所に口座を開設する必要があります。
その際に、一体どの仮想通貨の取引所を使ったら良いのか分からないという方もいらっしゃると思います。
そこで今回は、これから仮想通貨を始める初心者の方から、すでに取引をされている中級者の方に向けて、具体的な仮想通貨の取引所の選び方をお伝えします。
仮想通貨の取引所を選ぶ4つの観点(初心者〜中級者)
- 初心者向け:大企業が運営している取引所から選ぶ
- 初心者向け:スマホアプリが使いやすい取引所から選ぶ
- 中級者向け:仮想通貨の取り扱い種類が多い取引所から選ぶ(分散投資をしたい場合)
- 中級者向け:手数料が安い取引所から選ぶ(欲しい通貨が決まっている場合)
仮想通貨の取引所を選ぶ観点は、初心者〜中級者によって異なります。
そもそもの前提として、金融庁登録済の仮想通貨の取引所を利用する必要はありますが、当サイトでは登録済業者しかご紹介しませんので、それではそれぞれの詳細をお伝えします。
1. 初心者向けの選び方:大企業が運営している取引所から選ぶ
取引所 | 運営会社 | 売上高 | サービス開始日 | |
1位 | サイバーエージェント ビットコイン |
サイバーエージェント | 約3,700億円 | 開始せず |
2位 | SBI Virtual Currencies | SBI Holdings | 約2,600億円 | 2018年 |
3位 | GMOコイン | GMOインターネット | 約1,400億円 | 2017年5月31日 |
まず、これから仮想通貨の取引を始めるに当たって、とにかく大企業が運営している安心感が欲しい方は、上記の取引所を利用されるのが適しています。
大企業の仮想通貨の取引所を選ぶメリットは、セキュリティ面などの安全性や信頼性が高い点、運営企業に資本体力があり倒産リスクが低くなる点などです。
そして、現状東証一部上場かつ売上高1,000億円以上の企業で、さまざまな仮想通貨関連サービスを提供しているのは、GMOコインのみとなります(SBIは仮想通貨の送金ができません)。
2. 初心者向けの選び方:アプリが使いやすい取引所から選ぶ
取引所 | 画面の見やすさ | 手数料の安さ | 通常の売買 | 仮想通貨FX | チャート機能 | |
1位 | bitbank |
◯ | ◎ | ◯ | – | ◯ |
2位 | GMOコイン | ◯ | ◯ | PCのみ | ◎ | ◎ |
3位 | DMM Bitcoin | ◯ | ◯ | ◯ | ◎ | ◎ |
続いて、スマホアプリで簡単に仮想通貨の通常の売買(現物取引)をしたい方には、ビットバンクのアプリが一番適しています。
GMOコインのアプリはビットコインFXに特化

GMOコインはビットコインFXに特化したアプリのため、通常の現物取引はできません。ただし、ビットコインFXにスマホアプリで取り組みたい方には、一番適しています。
DMM BitcoinはアルトコインFX

最後に、DMM Bitcoinは、ビットコイン以外の仮想通貨であるアルトコインのFXに適しているアプリです。
7種類の仮想通貨、合計14通貨ペアのレバレッジ取引が可能な、日本唯一の業者です。そのため、様々な仮想通貨のレバレッジ取引をしたい方は、DMM Bitcoinを利用されるのが良いでしょう。
3. 中級者向けの選び方:仮想通貨の種類が多い取引所から選ぶ
取引所 | BTC | BCH | ETH | ETC | LTC | XRP | XEM | MONA | LSK | XLM | |
1位 | コインチェック | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
2位 | Zaif | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | |||||
3位 | bitFlyer | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ||
4位 | bitbank |
◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ||||
5位 | GMOコイン | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | |||
5位 | BITPOINT |
◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
続いて、様々な仮想通貨に分散投資をしたい方は、仮想通貨の取り扱い種類が多い取引所の利用が適しています。
4. 中級者向けの選び方:取引手数料から取引所を選ぶ
サービス名 | 取引手数料 | 入金手数料 | 出金手数料 | |
1位 | bitbank | -0.02%〜0.12% | 振込手数料負担 | 550円(3万円未満) 770円(3万円以上) |
2位 | Zaif | -0.1%〜0.3% | 振込手数料負担 | 350円(50万円未満) 770円(50万円以上) |
3位 | bitFlyer Lighting | 0%〜0.2% | 振込手数料負担 | 540円(3万円未満) 770円(3万円以上) |
最後に、中級者以上の方は、取引手数料から選ばれるのが良いでしょう。
なお、仮想通貨は基本的に仮想通貨の販売所ではなく、仮想通貨の取引所から購入した方が安いです。
仮想通貨の販売所のメリットとデメリット

仮想通貨の販売所とは、名前の通り仮想通貨を販売する業者で、私たちは業者から仮想通貨を購入します。この形式には、例えばGMOコインやDMM Bitcoinなどが該当します。
仮想通貨の販売所の場合は、ユーザーである私たちは簡単に業者から仮想通貨を購入できる一方で、その分業者の手数料がかかってしまいます。
仮想通貨の取引所のメリットとデメリット

一方、仮想通貨の取引所は、ユーザー同士でコインを売り買いする場を提供しています。上記でご紹介したZaif、bitbank、bitFlyerLightningは、全て仮想通貨の取引所のサービスを提供しています。
こちらであれば、業者分の手数料がかかりませんので、仮想通貨を安く購入することが可能なのです。ただし、操作に慣れるまでは若干初心者には使いづらい部分もあります。
全ての取引所に無料の口座開設をして、見比べるのが一番お得
また、仮想通貨の取引手数料は、仮想通貨の種類によって異なります。
従って、上記の仮想通貨の取引所に全て口座開設をし、購入する仮想通貨のスプレッド(購入価格と売却価格の差額)を比較しながら使い分けるのが、実は一番お得です。下記に主な仮想通貨の特徴をご紹介します。
1. ビットコイン(BTC)の特徴
2. ビットコインキャッシュ(BCH)の特徴
3. ライトコイン(LTC)の特徴
4. リップル(XRP)の特徴
初心者・中級者向け仮想通貨の取引所の選び方のまとめ

以上になりますが、仮想通貨には、きちんと調査をした上で投資されることをおすすめします。
また、資産の全額を仮想通貨に投じるのではなく、資産の10%程度を目安に投資をするのが一般的です。うまく当てれば一攫千金を狙えるのが仮想通貨投資ですが、くれぐれも余剰資金の範囲内での投資をおすすめします。
最後に、仮想通貨の取引所については、分散投資やリスクヘッジの観点から、最低でも2~3個程度の複数の取引所を併用するのが良いでしょう。
仮想通貨投資・資産運用のメリット4つ
続いて、そもそもの仮想通貨投資のメリットとデメリット、ビットコイン投資が向いている人などをご紹介します。
- 簡単に始められる
- 少額から、いつからでも始められる
- 短期間で大きく稼げる
- 仮想通貨をお店やサービスで使える*(*仮想通貨による)
1. 仮想通貨投資は簡単に始められる
まず、仮想通貨投資は簡単に、少額から、いつからでも始められます。
仮想通貨を購入するためには、インターネット上の仮想通貨の取引所に、無料の口座を開設する必要がありますが、その手続きが簡単なのです。
基本的に仮想通貨の取引所には、メールアドレスだけで1分程度で簡単に登録が可能です。その後にご自身と本人確認書類の写真をアップロードし、自宅に送られてきたハガキを受け取ることで口座開設が完了します。
そのため、投資信託や株式投資などの投資を始めるよりも、仮想通貨は敷居が低いのです。
2. 仮想通貨投資は少額から、いつからでも始められる

また、仮想通貨投資は数百円程度から始められます。
例えば、ビットコイン(単位:BTC)の価格が1BTC=200万円程度であっても、0.0001BTCなどから購入ができますので、約200円程度あればビットコイン投資を始められるのです。
また、今では仮想通貨はビットコインだけではなく、1000種類以上のビットコイン以外の仮想通貨(アルトコイン)があります。
ですので、まだまだ価格が高くなっていない仮想通貨も、多く存在します。そのため、今から始めようという方は、そのようなアルトコインを購入しても良いでしょう。
さらに、仮想通貨市場では365日24時間取引が可能です。株式投資は基本的に平日しか投資できませんが、仮想通貨であれば土日も含めていつでも自分の好きな時に購入も売却もできるのです。
3. 仮想通貨投資は短期間で大きく稼げる

続いて、仮想通貨は短期間で大きく稼げる可能性があります。
例えば、日本で人気の仮想通貨に「リップル」がありますが、12月12日ごろは30円以下だった価格が急激に上昇し、14日の夜中には約100円をつけました。
もし仮に2017年12月に仮想通貨を始めてリップルを購入し、タイミングよく売却していれば、1ヶ月以内に投資金額の3倍以上の資金を得られたことになります。
本記事は特段リップルの購入を推奨するものではなく、リップル以外にもこのような暴騰を見せる仮想通貨は数多く存在します。
4. 仮想通貨はお店やサービスで使える
出典:coinmap
最後に、仮想通貨は投資信託などと違って、実際にお店やサービスで利用することもできます。
例えば、ビットコインの使える場所を確認してみると、東京だけでも上記の図のように、様々なお店で利用が可能です。日本の大企業では、ビックカメラやマルイ、メガネスーパーやHISなどでも利用が可能です。
世界的には、Windowsを提供するMicrosoftや、大手オンライン旅行会社のExpedia、世界の最新経済ニュースを配信するBloombergなども、ビットコイン決済を受け付けています。
仮想通貨投資・資産運用のデメリット3つ
- 元本保証ではない
- 税金の優遇がない
- 仮想通貨の自己管理が必要
1. 仮想通貨投資は元本保証ではない
まず、仮想通貨投資は元本保証の金融商品ではありません。ビットコインに限らず、多くの仮想通貨は日々の値動きが激しく、1日で20%や30%の変動があります。
そのため、急激に価格が上昇した時に購入し、その後急激に価格が下落した時に手放してしまったら、大きく損をしてしまうことがあります。
一方で、当然安い時に購入して高い時に売ることができれば、非常に大きなリターンを得られることができます。このような点は踏まえた上で、仮想通貨には投資をする必要があります。
2. 仮想通貨投資には税金の優遇がない
続いて、仮想通貨投資には税金の優遇がありません。例えば、株式投資や投資信託であれば、利益に対して一律20.315%の税金がかかります。
一方、仮想通貨投資の場合は、得られた利益は「雑所得」に該当するため、給与所得などの他の所得と合算されて「所得税」の税率が適応されます。
例えば、最終的な課税所得が900万円を超えると、所得税の税率が23%から33%にまで上がります。
所得税の税率
出典:国税庁
そのため、例えば課税所得が800万円程度あり、仮想通貨投資で150万円の利益がでた場合、課税所得が950万円になりますので、150万円に33%もの税率がかかってしまうのです。
これに加えて住民税も一律で10%かかりますので、合計の所得が多い人ほど仮想通貨の税金が大きくなってしまいます。
ただし、実際のところ最終的な課税所得が800万円以上になる方は、年収数千万円以上の方ぐらいですので、一般的にはあまり気にするレベルの話ではないでしょう。
3. 仮想通貨の自己管理が必要
最後に、仮想通貨は株や投資信託などと異なり、自分で管理する必要があります。例えば、仮想通貨を購入できる仮想通貨の取引所には「倒産リスク」や「ハッキングリスク」があります。
もちろん明日倒産するなどという話にはなりませんが、実際にところ仮想通貨の取引所には未上場のベンチャー企業が多いです。そのため、利用する仮想通貨の交換業者の「信頼性」に配慮する必要があります。
ビットコイン投資や仮想通貨投資が向いている人

以上になりますが、仮想通貨は新しい資産運用手段の一つでもあります。
そのため、既存の価値観にとらわれず、柔軟に自分の頭で考えられる人などが、実際に投資で利益を出せたりもしているようです。
- 新しいサービスやテクノロジーが好きな人
- インターネットでの情報収集が好きな人
- 限られた情報の中で、自分の頭で考えて判断ができる人
- 日々の激しい価格変動を気にしないでいられる人
これまで全く投資や資産運用をやったことが無かった方でも、仮想通貨投資を始めたことで、実際に大きな利益を出している人も多くいるようです。
将来を見据えて何かしら投資や資産運用を始めてみようかなという方は、まずは少額から仮想通貨投資を検討されてみてはいかがでしょうか。
アルトコイン投資のデメリットやリスクとは?
続いて、ビットコイン投資よりも高いリターンを得られる可能性が高いのが、アルトコインへの投資です。
実際に2017年の年間リターンを確認してみると、ビットコインは約13倍でした。一方で、代表的なアルトコインであるイーサリアムは約85倍、ネムは約250倍、リップルは約300倍でした。
そのため、2017年はアルトコインに投資をした方がリターンは高くなりました。それではアルトコインへの投資の方が今後も良いのか?というと、当然デメリットもあります。
1. 実用化されずに、開発が止まってしまう可能性がある
まず、ビットコインの場合は、ビットコインの開発に関わっている人々も多く、ビットコインを取り扱う取引所や企業も多いです。
このようにステイクホルダーが多いため、いきなりビットコインの開発が止まってしまうリスクは低くなっています。
一方、マイナーなアルトコインの場合は、開発者が途中でいなくなってしまったり、結局サービスがローンチされずにプロジェクトが終わってしまうことも、しばしばあります。
そのため、例えばアルトコインであっても、時価総額が高いイーサリアムなど、開発に関わっている人々や企業、関連サービスが多いアルトコインに投資をした方が、そのようなリスクは軽減することができます。
2. アルトコインはボラティリティが非常に高い

続いて、アルトコインは、ビットコイン以上にボラティリティが高いです。ボラティリティとは、価格変動の度合いのことです。
ビットコインでさえ、1日に20%〜30%変動することが頻繁におきます。ですが、時価総額の低いアルトコインとなると、1日に100%以上上昇したりすることもあるのです。
その分アルトコインへの投資は儲かる可能性も高い訳ですが、アルトコインの価格がピークの時に購入してしまうと、損失を出してしまう可能性もあるということです。
アルトコインはいつ買えば損をしないの?

そこで、アルトコインを売買するタイミングがわからないという方も、実際のところは多いかと思います。
仮想通貨に将来性を感じてはいるものの、いつ買ったら良いのかわからないという方におすすめの方法がコイン積立です。コイン積立とは、毎月一定の金額の仮想通貨を買う、ドル・コスト平均法による資産運用の一種です。
さきほどお伝えしたように、アルトコインはビットコイン以上に価格の変動が激しいです。
そこで、相場が上がっても下がっても一定額を購入することで、アルトコインの価格が上がった時は、高値掴みを避けて少ない量を買い、アルトコインの価格が下がった時は、安く多くの量を買うという考え方で、投資をするのです。
初心者がアルトコインの積立投資をする際の注意点!

しかい、コイン積立を利用する際に注意しなければならないのは手数料です。
例えばZaifコイン積立は1,000円からでもできるのですが、だからと言って1,000円しか積立をしないと、手数料が100円(10%)もかかってしまいます。これではいくら仮想通貨の価格が上昇するからと言って、コストが大きすぎます。
ですので、どうせZaifコイン積立を利用するのであれば、最低でも毎月5万円以上は積み立て投資をした方が、手数料は断然安くなるということです。
Zaifでは、毎月最低1,000円以上、1,000円単位で、最大100万円の設定が可能です。また、積立額はいつでも自由に変更できます。ですので、途中で積立額を減らすことも増やすこともできます。
また、コイン積立への申し込みは、Zaifへの口座開設が完了すれば、銀行口座からの自動引き落としの申込を含めて、全てネット上で申込は完結します。
仮想通貨の市場が今後も成長していくと考えている方は、Zaifコイン積立を利用して、イーサリアムなどの主要なアルトコインを積立しておくのも、長期的な資産形成における一手と言えるでしょう。
アルトコイン投資の方法は2種類

ちなみに、アルトコインの投資方法には2種類あります。
まずは、アルトコインが安い時に購入して高い時に売却する方法です。つまり、売却益(キャピタルゲイン)を狙う方法です。
例えば、匿名系仮想通貨のダッシュ(DASH)というアルトコインがあります。このダッシュは、2017年のたった1年間で、価値が100倍にも上昇している仮想通貨です。
2017年の年初に100万円をダッシュに投資して年末に売却していれば、1億円弱の利益を得られていました。もちろんこれには売買手数料や税金がかかりますが、かなり大きいリターンです。
アルトコインを貸し出して利息をもらう方法
続いての方法は、アルトコインを貸し出し、その利息をもらう方法です。
例えばビットバンクであれば、貸し出し利率は最大年間5%です。ですので、もともとコインを長期保有するつもりであれば、購入後に貸し出しをしておいた方が年間のリターンは大きくなります。
ただし、仮想通貨の貸し出しサービスを利用した場合は途中で解約ができませんので、価格が暴落した時に即座に売ることができません。
また、可能性は今のところは低いですが、仮想通貨の交換業者の倒産リスクもあります。
アルトコイン投資の注意点
最後に、アルトコイン投資をする際に注意しておいた方が良い点をお伝えします。
まず、2017年に仮想通貨にかかる税金のルールが国税庁から発表されたことで、「ビットコイン⇄アルトコイン」のトレードや、「アルトコイン⇄アルトコイン」のトレードが課税対象となりました。
例えば、ビットコインを購入した後に、そのビットコインで他のアルトコインを購入した場合、ビットコインの含み益に課税されるということです。
例でお伝えすると、Aさんが「1BTC=100万円」の時に1BTCほど購入し、「1BTC=150万円」の時に150万円分のライトコインを購入した場合、50万円のビットコインの含み益に対して税金がかかるのです。
そしてその税金は、あなたの所得が大きければ大きいほど高くなります。
総合の所得が大きいほど仮想通貨の利益にかかる税金も大きくなる
- 195万円以下:5%(0円)
- 195万円〜330万円以下:10%(97,500円)
- 330万円〜695万円以下:20%(427,500円)
- 695万円〜900万円以下:23%(636,000円)
- 900万円〜1,800万円以下:33%(1,536,000円)
- 1,800万円〜4,000万円以下:40%(2,796,000円)
- 4,000万円超:45%(4,796,000円)
仮想通貨の利益は「雑所得」に分類され、総合課税となります。総合課税とは、給与所得などの他の所得と合算された合計値に税金がかかる仕組みのことで、所得ごとに上記の「所得税」の税率がかかります。
また、上記の所得税の税率に加えて、雑所得には一律10%の住民税がかかります。ですので、例えば合計の所得が1000万円の場合、33%の所得税と10%の住民税がかかってしまうのです。
ビットコインとアルトコインのトレードは課税
以前は、投資したアルトコインの価値が上がった場合に、一度そのアルトコインをビットコインに戻すことで、税金がかからないと考えられていました。
ですが、ビットコインとアルトコインをトレードした瞬間に「課税」というルールになりましたので、日本円に直接換金できるアルトコインをビットコインに戻すメリットがなくなってしまいました。
そのため、最近では日本円から直接アルトコインを購入し、そのままアルトコインを保有する人が増えてるのです。
仮想通貨投資に関するまとめ

以上になりますが、基本的に仮想通貨の取引所は、取引所によって特徴が異なりますので、複数利用するのが適しています。
まだ一つも仮想通貨の取引所の口座を保有されていない方は、この機会にいくつか無料登録して、仮想通貨投資を始めてみてはいかがでしょうか。