フォリオとウェルスナビとテオの違いを比較!おすすめな人を利用者が紹介

ロボアドバイザーの有名サービスには、フォリオとウェルスナビとテオがあります。

それぞれに特徴がありますが、初心者は一体どれを利用するのがお得なのでしょうか?

こちらの記事では実際に全てのロボアドバイザーに口座開設している筆者が、それぞれの特徴を踏まえて比較した上で、それぞれの利用がおすすめな方を簡単にご紹介します。

フォリオとウェルスナビとテオの特徴を比較

フォリオ ウェルスナビ テオ
開始日 2018年11月 2016年7月 2016年2月
ユーザー数 19万人以上
(2019年4月1日時点)
3万人以上
預かり残高 1500億円以上
(2019年6月20日時点)
230億円以上
投資先 米国上場ETF8種類 海外ETF 7種類 ETF 最大30種類以上
運用の種類 5種類 5種類 230種類以上
最低投資金額 10万円 10万円 1万円
手数料 年率1%(預かり資産残高3,000万円未満)
年率0.5%(預かり資産残高3,000万円以上)
ロボアド以外 テーマ投資
ワンコイン投資
マメタス(お釣りで投資) My iDeco
提携先 LINE じぶん銀行
イオン銀行
ソニー銀行
SBI証券 他
DOCOMO
公式HP https://folio-sec.com/ https://www.wealthnavi.com/ https://theo.blue/

まず3社のロボアドバイザーサービスをざっくり比較すると、上記のような特徴があります。

フォリオのユーザー数が公開されていませんが、今の所一番利用されているのは「ウェルスナビ」です。ウェルスナビはこれまでの運用実績を公式HPに毎月掲載しているのが特徴です。

そのようなきちんと実績を公開する誠実な姿勢や経営者の見える経営を行ってきた背景もあってか、ユーザーにもっとも支持されるサービスとなりました。

筆者も実際にウェルスナビに土日に入金して資産運用を行っていますが、ウェルスナビは資金を入金して運用プランを選択するだけで、すぐにほったらかしの資産運用が可能です。

(追記)WealthNaviで10万円が運用5週目で+6.60%のリターン

上記は筆者の実際のウェルスナビの運用結果ですが、1ヶ月ちょっとの運用で+6.60%の結果となっています。年率手数料が約1%ですので、十分もとが取れている状況です。ウェルスナビは国際分散投資という方針に基づいて運用されるため、長期的にコツコツと資産形成を目指したい方に向いているサービスです。

米国株・日欧株・新興国株・米国債券・金・不動産・現金に自動で分散投資してくれます。ウェルスナビであれば資産のリバランスや、面倒な税金の計算なども自動で行ってくれますので、一度入金したらほとんどやることはありません。

ウェルスナビは必要に応じてすぐに日本円に換金も可能で、筆者も一度解約して出金しましたが、全く問題なく出金できました。実際のところウェルスナビのようなロボアドバイザーは、長期的な資産形成を目的として始める場合、いつ始めてもあまり変わりはありません。

自分で銘柄を選んで投資を行う株式投資などが向いていないという方は、完全にお任せでコツコツと資産形成ができるウェルスナビが良いでしょう。

フォリオの特徴はロボアド投資+テーマ投資+ワンコイン投資

続いて、フォリオの特徴やメリットを簡単にあげてみると、以下があります。

フォリオのメリット
  • LINEと提携した新しいオンライン証券
  • LINEからログイン可能で使いやすい
  • 「渋谷」「VR」などのテーマに投資できる「テーマ投資」がある
  • 完全に資産運用をお任せできる「おまかせ投資」がある
  • 500円から投資できる「ワンコイン投資」がある

フォリオは、LINEと提携している新しいオンライン証券です。LINEから簡単に投資画面へ遷移出来ますので、ログインなどが便利で、身近なサービスと言えるでしょう。

大きな特徴としては、ロボアドバイザーの「おまかせ投資」だけでなく、自らテーマを選んで投資できる「テーマ投資」のサービスがある点です。「京都」や「コスプレ」など、自分の好きなテーマを選んで投資ができます。

テーマは個別の株式10銘柄程度から構成されているため、投資信託のようなイメージに近くなっています。自分で個別の株式銘柄を選んで投資するのはちょっと気がひけるけど、今後成長しそうな業界などに投資をするのには関心がある方などにおすすめです。

(追記)FOLIOおまかせ投資は約1ヶ月の運用で+3.92%のリターン

なお、筆者の場合はフォリオが取り扱う多数のテーマの中から、儲かるテーマを選ぶのが難しいと感じたので、おまかせ投資の「チャレンジ運用プラン」を選択して資産運用をしてみました。結果としては1ヶ月で+3.92%となりましたので、こちらもウェルスナビと同じく年率手数料の約1%を十分に上回る結果となりました。

フォリオの場合はウェルスナビほどではないですが、十分なリターンとなりましたので、FOLIOでおまかせ投資を利用するのも良いかと思われます。また、FOLIOはLINEとともに新しく「ワンコイン投資」といった500円から投資できるサービスの提供も始めましたので、少額から投資をしたい方には適したオンライン証券です。

最低投資額1万円からのTHEOの特徴は?

まず、THEOは最低投資額が1万円からと、他のロボアドバイザーよりも敷居が低くなっていることが特徴です。ただし、1万円からの運用の場合、得られるリターンも限定的です。

最低投資金額に加えて、THEOは非常に優秀な人材を採用し、運用会社としての機能に力を入れています。ただし、運用実績は今のところウェルスナビの方が良くなってますので、この点にも注意が必要です。

THEOの運用シミュレーション

THEOの運用シミュレーションとして、1年あたりのリターンは年率8.4%となっています。ですが、実際にこうなるかは運用プランや投資タイミング次第の部分があります。

一方で、ウェルスナビの場合は、毎月実際の運用実績を公式サイトに公開し続けています。

ウェルスナビのリスク許容別リターン(円建て)

2016年の1月からウェルスナビを始めていた場合、リスク許容度1でリターンが+7.5%、リスク許容度5でリターンが+18.6%と、かなりの実績を出している運用結果と言えるでしょう。

もちろんウェルスナビに関しても投資タイミングなどの問題はありますが、必ずしもTHEOのように運用プランの種類の多さがリターンに結び付くとは限らないということです。

ウェルスナビについては毎月公式サイト(https://www.wealthnavi.com/performance)で運用実績を公開していますので、この点は非常に信頼性が高いと言えるでしょう。

THEOはdポイントユーザーにはおすすめのサービス

通常のTHEOとは異なり、THEOは「THEO+docomo」というサービスも提供しています。こちらのTHEO+docomoでは、資産運用をするだけでdポイントが貯まります。

THEOで運用を開始し、投資一任運用報酬(手数料)の徴収が行われると、2ヶ月以内にdポイントをもらうことができるのです。進呈ポイント数は、投資一任報酬の計算対象となる月末の預り資産額をもとに算出されたりと、色々と細かいルールはありますが、資産運用をしながらポイントをもらうことが出来る点は、他社にはない特徴といえます。

そのため、基本的にTHEOはdocomoユーザーの方や、dポイントを貯めている方におすすめのサービスです。また、その際には通常のTHEOではなく、THEO+docomoがおすすめです。