フィスココインの価値や将来性は?Zaif取引所での買い方も図解で紹介

フィスココインのチャート

金融庁登録済のフィスコ仮想通貨取引所購入が可能な、フィスココインの特徴や価値、将来性などについてのご紹介です。

フィスココインとは?トークンとは?

フィスココイン
出典:フィスコ

まず、「フィスココイン」は株式会社フィスコが発行するトークンです。

トークンとは、公式の説明では「ブロックチェーン技術を用いた分散型台帳上の記録」となっていますが、要はブロックチェーン上で発行されたコインです。

そして、ブロックチェーンとは、分散型台帳技術、または分散型ネットワークのことをさします。

簡単にお伝えすると、石に取引の記録を刻むようなイメージで、一度台帳に刻まれた取引は、誰も改ざんすることができません。

取引は改ざんされることなく、インターネット上で誰でも確認できる

そのため、トークンの場合は、誰が誰に送金したのか?(送金の履歴情報)などの情報が、誰からも改ざんできない形で、全てインターネット上で公開されており、記録管理されています。

また、このブロックチェーン上のトークンの総量や、どのアドレスがどのぐらいのトークンを持っているのか?(各人のトークン保有比率)などもわかります。

このように全て誰からでも見れる形で記録管理される点が、楽天ポイントなどの仮想の「コイン」との根本的な違いです。

フィスココインの発行枚数

トークン

フィスココインの発行枚数は、合計5,000万枚です。

例えば、フィスコの関連会社であるカイカ株式会社が発行するカイカコインの発行枚数は3億枚ですので、それよりも枚数は少なくなっています。

フィスココインは2016年10月と2017年5月の2回に分けて、一部のコインを株主に対して無償で配布しました。

しかし、2017年7月13日にフィスココインの追加発行ロックを発表し、発行枚数は今後5000万枚以上に増えることがないことを確定しました。

フィスココインの追加発行のロックも、記録管理されている

このフィスココインの追加発行のロックについても、さきほどお伝えしたブロックチェーン上に、誰からも改ざんできない形で記録管理されています。

このようにフィスココインの追加発行をロックしたことで、今後はフィスココインの価値の希薄化が起こり辛くなり、フィスココインの市場価格の安定・向上が期待されています。

なお、2017年7月時点では、フィスココインの安定保有者の保有数を除いた市場流通枚数は約1,100万枚と想定されています。

フィスココインの用途


出典:ネクスファーム

フィスココインでは、様々な財・サービスと交換が可能です。

例えば、自社が発行するフィスココイン専用のレポートを購入できたり、関連会社のネクスグループが運営する「ネクスファーム」では、野菜が購入できたりもします。

また、「ウェブトラベル」ではハワイ旅行のサービスを購入することができたりもします。

海外旅行
出典:ウェブトラベル

今後フィスコグループでは、フィスココインと交換できる財・サービスの種類を拡充を予定しています。

また、将来的にはフィスココインと財・サービスとを交換できるポータルサイトを構築する予定のようです。

フィスココインのチャートと今後の将来性について

フィスココインのチャート

まず、フィスココインが大きく上昇したのは2017年7月で、一時70円近くまで上昇しました。

この要因は、おそらく2017年7月13日にフィスココインの追加発行ロックを発表したことが大きいでしょう。

当初フィスココインは2~3円程度で推移していましたので、この時期に購入された方は、だいたい3ヶ月程度で20倍以上のリターンを得られていたことになります。

フィスコの株価チャート

フィスコの株価

一方、フィスコの株価チャートを確認してみると、2017年10月に大きく株価は上昇していますが、フィスココインに特段の影響はなかったようです。

今の所、実際の会社の株価とフィスココインのチャートに相関があるとは言い切れません。

ですが、フィスコに関する何かしらの好材料ニュースが出た際には、フィスココインも上昇する可能性はあるでしょう。

(2018年追記)フィスココインの価格推移の続き

2018年2月末時点では、フィスココインは2017年の年末に、仮想通貨市場の成長とともに一時期140円以上など、大きく価格が上昇しました。

ですが、現在は再び40円前後にまで戻り、落ち着いて推移しています。

Zaifでのフィスココインの買い方

それではここからは、「Zaif」での具体的なフィスココインの購入方法をお伝えします。Zaifでもフィスココインの購入が可能です。

まだ、Zaifへの口座開設が済んでいない方は、公式サイトからZaifに無料登録をして本人確認書類の写真をアップロードし、後日Zaifから届くハガキを受け取ると、簡単に開設は完了します。

口座開設が完了したら、Zaifのマイページにログインします。その後、まずはZaifに日本円を入金します。

Zaifに日本円を入金する

ログイン後、「入出金と履歴」のタブから、日本円の入金を選択します。続いて、入金金額を入力し、入金開始をクリックします。

そうすると、Zaifの銀行口座が表示されます。そこで、Zaifに指定された形で振込人名義を変更し、銀行振込を行います。

無事Zaifに日本円が入金されると、Zaifの画面でJPYの残高が増加します。

取引ボタンからFSCC/JPY(フィスココインと日本円の取引)を選択する

次に「取引」ボタンをクリックし、左上のコインの選択ボタンから「フィスココイン(FSCC/JPY)」を選択します。

Zaifの売買注文の状況を確認する

その後、すぐに購入したい方は、チャートの下にある売買注文の板から、一番安い売値を選択します。

そうすると、右上の取引画面に、購入したい価格がセットされます。

売買注文の板から気配値をクリックし、数量を入力する

その後は、購入したいフィスココインの「数量」を入力し、最後に「買い注文」ボタンを押します。そうすると、注文が発注されます。

先ほどの価格でまだ先に誰かに購入されていなければ、売買が成立し、フィスココインを手に入れることができます。

最初はこの指値注文(値を指定して注文する方法)のやり方に慣れないと、取引が難しく感じてしまうかもしれませんが、慣れれば簡単です。

フィスココインなどの企業トークンの可能性

以上になりますが、フィスココインなどの企業トークンは、まだまだ実験段階である一方で、将来性には期待ができる仮想通貨の一種です。

企業トークンへの投資に関心のある方は、まずは金融庁登録済の仮想通貨交換業者「Zaif」に口座を開設されるのが良いでしょう。