ソーシャルレンディング投資アプリ3選!おすすめや管理用も比較紹介【2020年版】

ソーシャルレンディング(投資型クラウドファンディング・融資型クラウドファンディング)のおすすめアプリを3つほどご紹介します。

ソーシャルレンディングのおすすめスマホアプリ3つ(追記あり)

まず結論ですが、現状ソーシャルレンディング関連でアプリがあるのは下記です。

ソーシャルレンディング投資のおすすめアプリ

ソーシャルレンディングのアプリ
  1. クラウドバンク(CrowdBankの公式サイト
  2. オーナーズブック(OwnersBookの公式サイト
  3. タテルファンディング(TATERU FUNDINGの公式サイト)

クラウドバンクは証券会社が運営しているサービスで、オーナーズブックとタテルファンディングは上場企業が運営しているサービスです。

それぞれ、公式サイトから無料会員登録と口座開設をすることで利用することができます。ただし、タテルファンディングは運営会社の株式会社TATERUにて不祥事があったため、現在はサービスを一時停止中です。

ソーシャルレンディングのおすすめ管理アプリ

ソーシャルレンディングの管理アプリとしては、マネーフォワードがおすすめです。マネーフォワードは家計簿アプリとして有名ですが、筆者もソーシャルレンディングや株式投資、投資信託などまとめて管理しています。

これまではソーシャルレンディング事業者でスマホアプリがあったのは、不動産特化型クラウドファンディングを提供するオーナーズブック(OwnersBook)のみでした。しかしながら2019年からクラウドバンクがアプリの提供をはじめましたので、その点も踏まえてご紹介します。

証券会社が運営するクラウドバンク(CrowdBank)とは

【公式サイト】https://crowdbank.jp/

クラウドバンク』は、金融商品取引業第1種である証券会社が運営するソーシャルレンディング(投資型クラウドファンディング)サービスです。実質平均利回りは6.99%で、1万円から投資を始めることができます。

取り扱いの案件は、中小企業向けの貸し出し案件に加えて、再生エネルギーや不動産、海外など、幅広い案件を取り扱っています。近年はTVCMも放映しており、すでに応募総額は600億円を超えているサービスとなっており、かなりメジャーなソーシャルレンディング事業者に成長しています。

過去には金融庁から行政処分もありましたが、経営陣は刷新され、新しい経営体制の元堅実な経営で事業を運営しているように見受けられます。上記のような経緯から、筆者も一定の安心感が置けるサービスとしてクラウドバンクは利用しています。

不動産特化型のオーナーズブック(OwnersBook)とは?

【公式サイト】https://www.ownersbook.jp/

続いて、オーナーズブック(OwnersBook)は、東証マザーズ上場企業の、ロードスターキャピタル株式会社が提供するサービスです。

不動産投資のプロが厳選した不動産物件の案件に投資できる点が特徴で、実質利回りは4.5%〜14.6%となっています。実質利回りが14.6%と高いのは、早期償還される場合があるからです。

また、不動産担保を取得した案件のみを取り扱っていることもあってか、サービスを開始して3年以上貸し倒れが一件もありません。上場企業が運営している信頼感があることに加えて、不動産担保付き案件な点が評価できるサービスです。

やはり大事な資産を預けるサービスとなると信頼性が一番大切ですので、その点ではOwnersBookの信頼性はかなり高いと言えるでしょう。

タテルファンディング(TATERU FUNDING)は様子見(追記)

2018年からは、タテルファンディング(TATERU FUNDING)のアプリもスタートしました。筆者もタテルファンディングは実際に2018年に利用して、無事3ヵ月後に資金は返済されました。

ですが、運営会社の株式会社TATERUにて、顧客の預金改ざん問題という不正事件が発覚したため、現在はサービスは一時停止中です。筆者としても良いサービスだったとは感じているものの、現在利用停止中ですので、一旦は利用は様子見といったところです。

TATERU FUNDINGは、万一投資物件の売却時に評価額下落していたとしても、30%程度の下落であれば、株式会社TATERUが負担してくれる仕組みになっていました。そのため、30%程度の下落であれば投資元本は毀損しない仕組みになっており、非常に固い投資と言えました。

それだけに使えなくなってしまったのは残念ではあるのですが、無事ほとぼりが冷めて、サービスが安心して使えるようになったら、再度利用を検討しているサービスではあります。現在はTATERU FUNDINGと同じようなサービスとしてはFANTAS fundingがあります。

不動産投資型クラウドファンディングの利用を検討されている方は、FATANS Fundingの利用をされた方が良いでしょう。

オーナーズブック(OwnersBook)のスマホアプリの特徴

それでは、それぞれのスマホアプリの詳細について確認してみます。まず、OwnersBookのアプリは非常にシンプルです。

まずはこちらのOwnersBookの公式サイトからアプリをダウンロードして画面を進むと、ログイン画面となります。

こちらでログインすると入れるのですが、SNS連携ですとアプリが頻繁に落ちてしまいます。そのため、結局のところPC画面でログインした方が良いのではないかと思ったのが所感です。

OwnersBookはサービス自体は非常に良く、運営会社も上場企業のため信頼性は高いのですが、今の所OwnersBookを利用する場合は、PCからの方が良いようには思われます。

ちなみに、オーナーズブック(Ownersbook)は会社としての信頼性も高く、質の良いサービスかと思います。それもあってか、新しい案件の募集が始まると、すぐに出資者から資金が集まってしまい、募集が早期に終了してしまうことがほとんどです。

ですので、今後不動産案件への投資を検討されている方は、まずは事前に無料登録されておくのが一番おすすめです。

タテルファンディング(TATERU FUNDING)のスマホアプリの特徴

続いて、タテルファンディング(TATERU FUNDING)のアプリですが、こちらは利用して見たところ、かなり利用しやすいアプリです。

TATERU FUNDINGも、OwnersBookと同じく1万円からの少額投資が可能ですが、若干投資のスキームが異なります。

他にも、投資後にいつでも解約が可能であったり、その際に解約手数料がかからない点も特徴的です。通常のソーシャルレンディングの場合、途中解約ができません。

一方でTATERU FUNDINGは途中解約が可能ですので、急遽お金が必要になった場合にも対応することができます。

アプリ会員登録でファンドの情報が届く

なお、TATERU FUNDINGの公式サイトから無料登録をしてアプリ会員になると、物件情報のお知らせをもらうことができます。

なので、まずは公式サイトから無料会員登録しないと使えないのですが、ログインすると下記のような募集案件の画面を確認することができます。

大体イメージとしては3ヶ月程度で4~5%の利回りの案件が多いのですが、今までは無事返済もされています。

アプリのマイページでは様々な情報の確認が可能

また、TATERU FUNDINGのマイページでは、電子交付書面や取引履歴、収益迷彩などの様々な機能を利用することができます。

当初TATERU FUNDINGは契約が紙ベースのやり取りだったため、若干使いづらい部分があったのですが、いよいよ今後は電子化が進んでいく予定です。

TATERU FUNDINGを提供する株式会社TATERUは、かなり昔からIoTを活用したアパート経営などのサービスを提供しており、不動産✖︎ITの領域に力を入れている会社です。

そのため、今後ともTATERU FUNDINGは利用しやすいサービスになっていきそうですので、筆者としても楽しみなアプリの一つです。

新興国向け投資のクラウドクレジットにアプリはないがポートフォリオの分散としてはおすすめ

ちなみに、海外新興国向けのソーシャルレンディング事業者のクラウドクレジット(CrowdCredit)には、現状スマホアプリがありません。

クラウドクレジットは新興国向け投資案件が多いため利回りが平均して高く、伊藤忠商事が出資していることもあり、信頼性も高いソーシャルレンディング業者の一つです。

スマホアプリはありませんが、ソーシャルレンディング投資を行う際には、利用がおすすめできる事業者です。過去に金融庁からの行政処分などもなく、常に堅実な経営をしているのが特徴です。

他のソーシャルレンディング事業者が国内の中小企業向け貸し出しや、不動産案件に集中しているのに比べて、クラウドクレジットは海外新興国向けの案件に集中しています。

現在の資産運用のポートフォリオが日本円や日本株などに偏っている方などは、一度ポートフォリオの分散の観点でクラウドクレジットの併用を検討されてみるのも良いのではないでしょうか。