筆者もビットバンクは利用していますが、bitbankは金融庁登録済の仮想通貨の取引所のため、怪しい業者ではありません。
ただし、運営会社のビットバンク株式会社は未上場企業のため、今後上場する可能性はありますが、まだ株価はありません。2017年に東証一部上場企業セレスから8.5億円の資金調達をし、大株主に上場企業が入っている状況です。
そこでこの記事では、主に仮想通貨の取引所「ビットバンク(bitbank.cc)」の評判やメリット・デメリットなどをお伝えします。ビットバンク(bitbank.cc)はビットコインだけでなく、ビットコインキャッシュ・モナーコイン・リップルなども、手数料安く購入できる取引所です。
ビットバンク株式会社の会社概要や信頼性は?

まず、ビットバンク株式会社は、2014年に設立された仮想通貨関連事業を営むベンチャー企業です。
冒頭にご紹介したように、2017年には東証一部上場企業の株式会社セレスから資金調達を実施していますが、注目すべきはビットバンク株式会社の経営陣です。
ビットバンク株式会社の経営陣の信頼性は?

代表取締役CEO「廣末紀之」氏の経歴
代表取締役の廣末氏は、野村証券→GMOインターネット常務→ガーラ代表→コミューカ代表→ビットバンク創業という経歴です。
金融業界やインターネット業界に長年携わっていたことから、ビットコイン業界への知見の深さがうかがえます。なお、廣末氏は「ブロックチェーンの衝撃」という本の執筆にも携わっています。
取締役「加藤」氏・「峰松」氏・「都木」氏の経歴
続いて取締役の加藤氏は、シンガポール在住のエンジェル投資家で、シリアルアントレプレナーです。
現KLab株式会社代表の真田氏が創業された(株)リョーマや、(株)ダイヤルキューネットワークの設立に参画後、有限会社日広を創業し、GMOインターネットグループに事業を売却しています。
加藤氏の詳細などは「若者よ、アジアのウミガメとなれ 講演録」に記載されています。
その他の取締役には、ビットコインのシステム部分に知見のある「峰松浩樹」氏、東証一部上場企業セレスの代表取締役を務める「都木聡」氏なども参画していますので、信頼性は高いと言えます。
(2019年追記)経営メンバーは金融庁からの指摘を受け、変更となりました。
ビットバンク株式会社のサービス内容や特徴は?

続いて、ビットバンク株式会社は、主に下記サービスを運営しています。
- ビットバンク/bitbank.cc(仮想通貨の取引所)
- ビットバンクトレード/bitbank Trade(ビットコインの先物取引サービス)
- ビットコインニュース BTCN(仮想通貨のニュースメディア)
- ビットバンクウォレット/bitbank Wallet(ビットコインのWebウォレット)
- bitbank exchange(仮想通貨取引所のマッチングエンジン)
- bitbank for broker(仮想通貨取引所参入事業者向けサービス)
- ブロックチェーン大学校(ブロックチェーンエンジニアの教育プログラム)
そこで今回は、個人向けの主要サービスである「ビットバンク(bitbank.cc)」と「ビットバンクトレード(bitbank Trade)」についてご紹介します。
ビットバンク(bitbank.cc)を利用するメリットは?

ビットバンク(bitbank.cc)は、キャンペーン期間中は現物取引の手数料が無料となり、手数料面では非常に使いやすいです。
手数料の「メイカー」とは、新規注文して、取引板(気配値)に注文を並べることをさします。一方「テイカー」とは、取引板(気配値)に並んだ既存の注文を約定することをさします。
ビットコインと日本円の場合は、日本円でビットコインを新規注文することが「メイカー」、ビットコインを日本円に戻すことが「テイカー」となります。
また、ビットバンクでは、下記の仮想通貨を取り扱っています。
ビットバンク(bitbank.cc)の取り扱い仮想通貨の種類
- ビットコイン(BTC)
- ビットコインキャッシュ(BCH)
- リップル(XRP)
- モナーコイン(MONA)
- イーサリアム(ETH)(ビットコインとの取引のみ)
- ライトコイン(LTC)(ビットコインとの取引のみ)
ビットバンクは手数料を抑えて、モナーコイン・リップル・ビットコインキャッシュなどのアルトコインを、日本円から安く購入したい方には適しています。
ビットバンク(bitbank.cc)のネット上の口コミは?
アルトコインをトレードするならビットバンクの方が手数料が断然安いな。
リップルとイーサリアムこっちに移そうかな。
とりあえず、開設だけしておく。#仮想通貨 pic.twitter.com/WIdGopcK59— キヨスイ@仮想通貨トレード (@kiyosui_goraku) 2017年10月13日
ビットバンクのUI、スマホにも最適化されてて使いやすいデスネ。25日までZaifからマイ全資金移動予定デス
— マッキン伯爵 (@MackynHakusyaku) 2017年10月21日
ビットバンクのビットコインゴールドに対する対応方針の発表良いね。
リスクや懸念点がしっかりと書かれている。— ピヨ彦(NEM神の人) (@raimon99) 2017年10月19日
など、ビットバンクのソーシャル上の評判は良いようですが、ビットバンクを利用するデメリットは何でしょうか?
ビットバンク(bitbank.cc)を利用するデメリットは?

ビットバンクを使うデメリットは、トークンなどの取り扱いをしていない点と、スマホアプリが使いづらい点(スマホのウェブ画面は対応しています)です。
例えば、金融庁登録済の仮想通貨の取引所フィスコ仮想通貨取引所では、下記のようなトークン(企業やプロジェクトがブロックチェーン上で発行する独自コイン)も取り扱っています。
フィスコでは企業のトークンの購入も可能
- フィスココイン(FSCC)
- カイカコイン(CICC)
- ネクスコイン(NCXC)
そのため、企業が発行するトークンなどにも投資をしたい方は、フィスコ仮想通貨取引所も合わせて利用されるのが良いでしょう。
実際に株式会社カイカが発行したカイカコインなどは、2017年中には一時期100倍以上もの上昇を見せましたので、投資を検討する価値があるとは言えるでしょう。
ビットコインFXのビットバンクトレード(bitbank trade)とは?

続いて、ビットバンクトレード(ビットコインFX)ですが、こちらはビットコインの「先物取引」ができるサービスです。
2019年3月にサービスが終了となりました。
ビットコインの先物取引とは、「将来いくらで買う」という約束をする取引になります。
例えば、本日「1BTC=10万円」であった場合、1ヶ月後に「1BTC=10万円」で購入できる権利を購入したとします。
そして、実際に1ヶ月後に「1BTC=20万円」になった場合には、「1BTC=10万円」で購入できるため、10万円の利益が出るという仕組みです。ビットコインの信用取引との最大の違いは、取引所からビットコインを借りて取引する訳ではない点です。
そのため、基本的に信用取引の場合は、日を超えて取引をすると借入手数料(スワップポイント)がかかってしまいますが、ビットバンクトレードでは無料です。
ビットバンクトレード(bitbank trade)を利用するメリット
- 追証なし
- レバレッジ20倍
- 逆指値注文が可能
- 両建てが可能
- 借入手数料が無料(日を跨いで取引をしても手数料がかからない)
ビットバンクトレードを利用する一番のメリットは、追証なしという特徴です。
追証なしとは、追加で証拠金(担保)を入れる必要がないということです。具体的には、預けたお金以上の損失がないということです。例えば、ビットフライヤーのビットコインFX(bitFlyer Lightning FX)では、この追証制度を設けています。
従って、ビットフライヤーでビットコインFXを利用していて大きな損失を出した場合、最悪の場合は預けた金額よりも大きな金額を、ビットフライヤーに支払わなければならないことがあります。
ビットバンクトレードは、投資金額よりも損失が出ない仕組みを導入

一方、ビットバンクトレードにはこちらの「追証」制度がなく、投資金額よりも大きな損失が出ることはありません。
具体的には、証拠金維持率が50%を切ると、マージンコールと呼ばれる「メール」が、登録したメールアドレスに届きます。
そして、さらに相場が変動して証拠金維持率が20%を切ったら、自動的に「ロスカット」されることになります。
このような仕組みが導入されていますので、ビットバンクトレードを利用する場合は、投資金額以上の損失を被ることはないのです。
ビットバンクトレード(bitbank trade)を利用するデメリット
- キャピタルゲインフィーが0.2%かかる
一方、デメリットとしてはキャピタルゲインフィーがある点です。
キャピタルゲインフィーというのは、取引をして利益が出た時にかかる手数料です。毎日の借入手数料が無料な分、利益が出た際にはその分の手数料をくださいという仕組みとなっています。
0.2%と聞くと一見高いように思えますが、他の仮想通貨の取引所では、毎日0.04%〜0.05%程度の日次手数料がかかります。
そのため、例えば4~5日程度ポジションを持ち続けるのであれば、他のビットコインFX業者を利用するよりも、ビットバンクトレードの方が手数料はお得になる可能性が高いでしょう。
ビットバンク(bitbank.cc)の利用に向いている人

以上を踏まえ、ビットバンクを利用するのに向いている人は、主にリップル、モナーコイン、イーサリアム、ビットコインキャッシュ、ライトコインなどのアルトコインを安く購入したい方です。
ビットバンクは「Ripple, inc.」の公式サイトにも取り上げられている正式な業者のため、安心して「リップル」を購入できる業者です。
また、日本初の暗号通貨である「モナーコイン」や、時価総額の高い「ビットコインキャッシュ 」なども、手数料を抑えて日本円から直接購入することが可能です。
そのようなアルトコインの購入を検討されている方は、一度ビットバンクの利用を検討されてみても良いでしょう。
ビットバンク(bitbank.cc)の口座開設の方法(無料)

ビットバンクの口座開設方法は簡単ですので、一緒に見て行きましょう。まずは公式サイトへ移動します。
メールアドレスを入力して新規登録

そこで、トップページから「メールアドレス」を入力し、新規登録を行います。
その後、登録したメールアドレスに送られてきたURLをクリックし、パスワードの登録をします。マイページにログイン後に「登録情報」を選び、氏名や住所等の基本情報を入力していきます。
本人確認書類の写真をアップロードし、ハガキを受け取る
全ての基本情報の入力を完了させると、「本人確認情報」のアップロードに進むという画面が出てきますので、「本人確認書類」を写真で撮ってアップロードをします。
そうすると「審査中」の状態になり、後日登録した住所にビットバンクから書類が届きます。そちらの書類を受け取れば、口座開設は全て完了です。